というわけで、足掛け５ヶ月に渡った 俺の嫁 対 赤の嫁シリーズがようやっと終了いたしました。
気付けば、"ライブエンジェル本編"よりも登録数の多いカテゴリになってたり。
色んな意味でオナニー全開のこの話、根気よく見守って下さった皆様にまずはお礼申し上げまする。
ありがとうございました。
まとめて読み返すと、明らかに無計画に作ってるのがバレる感じですが、現状だと非常に見辛いので一応まとめときます。
第一章第二章第三章第四章第五章第六章第七章最終章さて、ヒーローモノの劇場版といえば唐突な新兵器。グレートブースターとか。
今回の話では、響鳴秘剣というアイテムを登場させました。
元ネタから何もヒネらず名称を拝借したので、玩具に詳しい方はピンと来られたのではないかと思います。
物凄いご都合能力っぷりにびっくりした方も多いのではないでしょうか。
さあ笑え！あんなものに頼らないと話を終わらせられない無様な俺を笑えよ！あははーっ。
さておき、あれは一体どういったものなのか。
解説という名の言い訳、っていうか「俺の妄想を聞けぇ！」な感じで説明いたします。
↓以降、特撮ヒーローオタの痛い妄想話。興味ないぜバーカ！って方は、画像が出てくるまでスキップスキップ！
「すごい科学で守ります！」という書籍をご存知でしょうか。
特撮ヒーローものを"SF的に"解釈していく考証本のシリーズで、まんが家の長谷川祐一先生が執筆されてます。
誤解されやすいのですが、いっときブームになった「空想科学読本」シリーズのように、現代科学の知識で特撮、アニメの非科学的な部分を笑い飛ばす、といった類のものではないのです。
（俺は空想科学読本シリーズも決して嫌いじゃないですよ）
具体的には、スーパー戦隊シリーズから始まり、石ノ森章太郎原作作品、メタルヒーローを含めた東映ヒーローたちを全て同一時間軸上で起こった事と解釈し、その物語、技術の相互関連を理屈づけていくという、一種の知的ゲームを行っているのです。
俺はこのシリーズというか、そういう遊びが大好きなもので、今回の響鳴剣もそういった発想に基づいて登場させたものなのです。
さて、では響鳴剣とは何なのか？
ぶっちゃけて言うと、元ネタは忍者戦隊カクレンジャーの共通装備「カクレマル」です。
（響鳴剣のモデリングは、装飾部分を省略したり（作れないから）若干アレンジした（作れないから）程度で、ほぼカクレマルそのまんまの形してます）
妖怪軍団と戦うためのこの装備は、番組内でかなり独特な演出がされていました。
カクレンジャーがドロドロ（戦闘員的なやつ）をバッサバッサと斬り伏せていくと、随所にアメコミ調のオノマトペと、それに付随した効果音が挿入されるんですね。
（「ZUBAAAAAAAAAAAAN！！」だとか「AAAAAAAAAGH！！」みたいな）
つまり、"文字"と"音"が現れるわけです。
ここで、二作品別のヒーローが登場します。
まずは、仮面ライダー響鬼。
響鬼というヒーローの最大の特徴といえば、やはり音撃ですね。
清めの"音"を叩き込むことで、マカモウを"清め"、無に還す。
随所に挿入される、達筆すぎて読めない"文字"のイメージも、印象深いかと思います。
もう一つは、侍戦隊シンケンジャー。
何を言わんとしているかはお分かりだと思いますが（笑）。
そう、モヂカラです。
"文字"の力を具現化させ、自在に操る能力。
"文字"と"音"の要素を持つこの３つのヒーロー。
古来より妖怪の類（マカモウはもとより、外道衆も”アヤカシ”と呼ばれますし）と戦い続けてきた、という大きな共通点も存在します。
つまり、古来より日本発祥のヒーローは"文字"と"音"の要素を以って、そういった異界からの敵と戦ってきたわけですね。
ただ、モヂカラを使えるのは才能ある一握りの者だけ、と説明されているので、どちらかというと比重は"音"の方が大きかったのでしょう。
前述したカクレンジャーの"文字"描写も、その内容は文字そのものに意味がない"擬音"ですしね。
（かつて大魔王率いる妖怪軍団と戦った"超神"たちの名前も、それを物語ってる……のかも知れません。出自が違うけど）
さらに言うと、響鬼には「音叉剣」というアイテムがあるのですが、この基本デザインがカクレマルとそっくりなんですよ。
鬼の技術と忍者の技術が繋がっている、物的証拠と言えるかもしれません。
（他にもニンジャミセンとかソニックメガホンとかも関係ありそうですが、キリが無いので割愛）
（今回、本編中で「吉野のある組織」＝元ネタ「猛志」が剣を保管していたのも、その繋がり）
機能の面で言うと、カクレマルは前述の描写から拡大解釈するに、音のエネルギーを斬った相手に流し込んでいるんだと思います。
清められたのかどうかは定かでないですが、斬られたドロドロは変なポーズしながら煙のように消滅しますしね。
では、音のエネルギーって何じゃいって事なんですが、忍者におけるそれは、つまり「言葉」であり「声」なんじゃないかなと思う次第です。
鬼は太鼓やらラッパやらを使って、純粋な"音"を作り出すわけですが、忍者にはその手段が無い。
で、一番単純に音を作れる手段として「声」なわけです。
具体的に何かと言うと、カクレンジャーの場合は「成敗！」というあれですね（笑）
（「磁光真空剣！」のかけ声でレーザー刀に変化する、みたいな例もあります）
ストレートに「やっつけるぞー」という遺志が妖怪をちぎっては投げするわけですね。
そこに、響鳴秘剣が八面六臂の活躍を見せた理由があります。
今回、響鳴秘剣はニノン、ゆな、そして菫の声を起動のきっかけとしています。
それは、菫を、フィリスを、助けたいという言葉でした。
その声、言葉に含まれた想いを響鳴秘剣はありのまま受け止め、救うための力＝清めの力を発揮した……
……とまあ。
長ったらしく書きましたが、以上のような漠然とした妄想を元に登場させたアイテムが、響鳴秘剣でした。
途中で"鬼"らしきのが出てきたのも、この妄想に引っ張られての事です。
正にオナニー。
しかし俺は楽しいから後悔はしないぜ！
さてさて、そんな痛い妄想はともかく、ちと説明不足すぎたかなという点がひとつ。
KYなタイミングで登場しフィリスにぶっとばされたレインさん。
この時、フィリスの拳に赤い輝きが宿っています。
これは、響鳴剣が発した"清め"の力がフィリスの体内に残留していたためです。特につっこみはいりません。
要するに、レインさんは意図せずして清められちゃったわけです（笑）
(フィリス+魔因子)－魔因子 ＝ でフィリスは助かったわけですが、元々淫怪人だったレインさんは、魔因子が抜けてしまうとほとんど獣性のみの存在になってしまいます。
なので、ライブエンジェル側最後の画像で猫のように寝ているレインは、ほぼまるっきり猫化してしまった状態なのです。
今後どうするかは全然考えてないのに、タマに続いてそういう展開にする辺り、俺はどうやら猫好きなようです（笑）
こんな感じ。
最後に、大蛇足。
エピローグ後のお嬢の図。
「…あぁ、フィリス…ふぅっ…んっ…いけませんことと…解ってますのに…
体が熱い……疼きが…はっ…あぁ…おさまりませんわ…
貴方が…貴方がいけないのですよ…フィリス…
んっ…んんっ、貴方のせいで私はこんな…淫らな…はぁ、あぁ…ああっ……
淫らな遊びを…お、覚えて…しまいっ…んはぁっ！」
Happy ？ End
Gyutto.com様
